ギャッベとは、一言でいって、どんな絨毯なんでしょう ?
一言でいいますと、 可愛く、愛らしく、美しい、ペルシャ絨毯です。
ギャッベには、 一枚、一枚に、人や、動物、風景などが織りこまれています。 たとえば、緑色は、草原をイメージしています。 近くで見ていると、 ほんとに草原にいるみたいな気持ちになってきます。
羊や、鹿とかの動物も、可愛いですし、 天然の草木で染められていて、 色が、きれいで、お花畑みたいです。
ギャッベの糸は、 イラン高原に暮らしている羊の毛から作られます。 羊の毛を紡いで、緑でしたら、ジャシールという植物の葉で、 染めています。
イランの羊の毛を、イランに育つ植物で染めていますので、 じっさい、そこにいるかのような気持ちになるのも、 ある意味、自然なことかもしれません。
ゴロンと横になっても、フカフカして気持ちいいです。 羊毛100% ・・ つまり、羊の毛だけでできています。 やっぱり、自然って、いいなあ ・・ なんて思ってしまいます。
羊毛ですけど、夏もサラリとしています。 朝晩で、30度近い寒暖の差がある、 イランの高地に暮らす羊の毛は、空気の層を含んでいて、 吸湿性に優れています。
ずっとずっと、 使い続けていくことができる、 可愛い ♡ じゅうたんです ・・
ギャッベとは
(「ギャッベとは」イランの遊牧民が作り出すギャッベについて、ご紹介します♪)
ギャッベの歴史
ギャッベは、遊牧民にとって、砂漠や山岳など旅先での過酷な状況に順応するために必要不可欠な、生活用品です。
ペルシャ絨毯とは、総じてイランで織られている手織りの絨毯を指します。 ペルシャ絨毯の起源は、4,000年~5,000年前ともいわれています。 日本では、派手な文様や配色を好んだ豊臣秀吉が、美しいペルシャ絨毯に魅せられて、 身にまとうために裁断し、陣羽織としていたのも有名です。
ギャッベの歴史は、さらに古いようです。 西アジアの砂漠、山岳地域は、年間の降雨量が少なく、農耕に適しません。 ですので、古来より、人々は羊を追って遊牧生活を送ってきました。 ギャッベ絨毯の起源は定かではありませんが、 1万年前くらいから続けられている遊牧生活と共に、 羊の毛を使った敷物が作られ始めたと考えられています。
ペルシャ絨毯の起源になるのが、ギャッベのようです。
世界に一枚だけの、手織りじゅうたん
ギャッべは、 古代の昔よりイラン西部のザグロス山脈から南部ファース州の高原にかけて、 古都シラーズを基点として遊牧生活を営む、カシュガイ族の女性たちによって織り継がれています。 毛足が長くて、ふかふかした、伝統的なペルシャ絨毯です。
日本では、近年、和食や和紙が、ユネスコの無形文化遺産に登録されて話題となりました。 2010年には、イランにおける、ギャッベなど “絨毯織りの伝統技術” が、 ユネスコの無形文化遺産に登録されています。
古来より、人々は羊を追って遊牧生活を送ってきました。羊は遊牧民にとって大切な財産。 羊や山羊の世話をするのは、男性たちの仕事です。ギャッベは、遊牧民にとって、砂漠や山岳などの旅先で、 過酷な状況に順応するために必要不可欠な、生活用品です。
手で紡いだ糸は、羊の毛100%、 染めも、化学製品を一切使用しないで、 すべて、草木など天然の原料で染め上げています。
また、ギャッベの製作にあたっては、下絵はありません。 決まったデザインがあるのではなく、遊牧民の一人一人が、 その目で見た景色や動物のイメージ、 心象風景などをもとに織り上げています。 まるで、絵を描くように、思い思いに一枚一枚織り上げられます。 ですので、ギャッベは、アート性が高く、壁に飾っても絵のように美しいです。 それぞれが、世界に一枚だけの、手織りじゅうたんです。
そして、日々、自然とともに暮らして、自然な色に親しんでいる、 遊牧民女性の色彩感覚は、とっても、素敵です ・・
赤や、青、黄、緑と、鮮やかな色のグラデーションで織りこまれ、 ほんとに、息をのむような美しさです。
ギャッベは、自然素材100%の絨毯ですので、 健康面にも優しく、安心してお使いいただけます。
しっかりと、ノット(結び目)が打ち込まれたギャッベは、 とっても丈夫です。 お使い方によりましては、 生涯あるいは、世代を超えてお使いいただけます。 そして、使えば使うほど、 また、踏めば踏むほど、 やわらかく、しなやかになって味わいが増してきます。
50年、100年と年月を経ますと、 オールドギャッベ、アンティークギャッベとなって、 さらに、価値と魅力を増していくようです ・・
ご家族の一員のようにして、 愛着を持って、生涯をともにお過ごしいただける、 天然素材の、優しくて、美しい絨毯です。
古来より、人々は羊を追って遊牧生活を送ってきました。
羊は遊牧民にとって大切な財産。
羊や山羊の世話をするのは、男性たちの仕事です。
ギャッベの特徴
ギャッベは、50年~100年以上 お使いいただけます
ギャッベは、イランでは、土足の生活で使われています。 手で撚った糸を使い、丁寧に手織りされた目の詰まっている絨毯ですので、 とてもしっかりとしています。 長い歴史のあるペルシャ絨毯、ギャッベは、 今も、イランの遊牧民の生活に欠かせないものです。 遊牧生活では、床として使われるなど、 人々は、ギャッベとともに生活しているといっていいと思います。 砂漠、山岳地帯である、イランの過酷な気候環境で、 地面に直接敷いて、床になるくらいですので、 ギャッベは、ものすごく強くて、耐久性があります。
温暖な、日本のリビングルームで使う状態でしたら、 30年~50年以上は使えるようです。 お使い方にもよるとは思いますが、実際には、 100年くらい使えるかもしれません ・・ 親から子、孫へと受け継いで、世代を超えてお使いいただける絨毯です。
イランの遊牧民族は、テントの中で、
ギャッベを直接、地面に敷いて生活しています。
年月とともに、味わいを増します
ペルシャ絨毯は、時を重ねるごとに落ち着きのある色合いとなり、使う程に柔らかな質感になります。 ペルシャ絨毯では、通常100年以上経っているものを 「アンティーク」 といい、 50年以上を 「セミ・オールド」 と称しています。
すべての糸を天然染料で何度も何度も丁寧に染めていますので、極端な色落ちや色あせがなく、 逆に色調が馴染んで、深い色合いへと変化してゆきます。 イラン原種の羊毛の特質から、使い込まれてゆくと表面に光沢が出てきます。 使いこまれたギャッベは、 “アンティークギャッベ” として価値が増すようです ・・
ギャッベは、すべて手織りです
ギャッベは、イランの遊牧民族の女性の織り子さんが、
何ヶ月もかけて一枚一枚、丹精込めて手織りします。
水平機と呼ばれる織り機で、一目一目丁寧に、
思いのままに織り上げていきます。
手本となる図案はありませんので、自然の風景や、
日々の暮らしをイメージして、まるで絵を描くように織っていきます。
それぞれ世界に一枚だけの、ギャッベです。
また、手織りですので、使うほどに柔らかな、心地いい質感になります。
何十年と使い込むことにより表情豊かに変化をし、
さらに味わい深くなっていきます。
水平機を使って、一枚一枚、手織りしています。
ギャッベは、すべて、天然植物から色を抽出する、草木染めです
刈り取られた毛は、遊牧民である女性たちの手によって紡がれて、 その後、草木により染められます。 青色はインディゴ、緑色はジャシールの葉、赤色は茜、黄色はザクロなど、 身近に自生する色々な植物で染め上げられます。 大きな釜に植物から採った染料と紡いだ糸を入れて染色します。 その後、自然乾燥をします。 この作業を何回も繰り返しながら、美しい色彩に仕上げていきます。 古来からの、伝統的な草木染めで、透明感のある美しい色へと染め上ります。
ギャッベに使っている羊毛は脂分を含んでいますので、 染料の付き具合にムラがあります。 このムラは、アブラッシュと言われます。 アブラッシュによって、色彩のグラデーションや味わいがでます。 また、染色しないで、羊毛自体の微妙な色の違いで織り上げる、 原毛タイプもあります。 原毛タイプは染色していないですので、羊毛の弾力性が残っていて、 踏んだときにふかふかして気持ちいいです。
草木染めに使われる、ザクロの実です。
羊の毛から紡いだ糸を、大きな窯にいれて、
天然の草木で染めていきます。
羊の上質な純毛を、100%お使いしています
羊にも、いろいろな種類があります。一般的に知られていますのは、 オーストラリアなどの平地に育つメリノ種の羊です。 ギャッベには、イランの標高2000~3000メートルという高地で育った羊の、 上質な純毛のみを使用しています。 上質なじゅうたんに最適で、また天然素材ですので、 直接、肌に触れられても心地よく、安全です。
イランは高地ですので、朝晩の寒暖の差が大きく、 羊たちは、体を保護するためラノリンという 油分をたくさん含んだ毛でおおわれています。 ですので、イランの羊の毛は、調湿機能があって、 保温性、伸縮性に優れています。 羊毛は、ラノリンという油分を含んでいますので、 「水と油」 で、水気をはじき、ギャッベは汚れにも強いです。 また、油分を多く含んだ羊毛には光沢があって、 絨毯の劣化を防ぐという特徴もあります。
ギャッベには、イランの高地にくらす羊の毛が
100%使われています。
掃除、お手入れが、簡単です
ギャッベには程良く脂分が染み込んでいますので、「水と油」で多少の水分は弾いてくれます。 また、ギャッベは、手織りですので、通気性が良く、お手入れは、掃除機だけで大丈夫です。 織りが細かいですので、ゴミが中まで入っていかず、ギャッベの表面でストップします。 それを掃除機で吸い取っていただきますと、日々のお手入れになります。
何かをこぼされた時は、すぐに拭き取れば染み込む心配がありません。 脂分を含んだ上質な毛が水気を表面で弾き、中まで染み込むのを防ぎます。 こすらずにタオルを軽く押し当てながら、水気を吸い取っていただければ大丈夫です。 色が残ってしまいましたら、少しずつ水をかけてタオルでたたくとよく取れます。
冬はほかほか暖かく、夏はサラリとしています
ギャッベに使用します糸は、標高2000~3000メートルの高地で育つ羊の毛を使います。
日中は暑く、夜はぐっと冷え込むという、一日の中で寒暖差が30度以上ある環境から体を守るため、
この羊毛は、保温性や、調湿機能に優れています。
また、多量の空気を含んで空気の層を作っていますので、暑い空気や冷たい空気を遮断してくれます。
ですので、冬はほかほか暖かく、夏はサラリとして涼しく感じます。
一年を通して、心地よくお使いいただける絨毯です。
ギャッベの文様には、願いがこめられています
ギャッベには、織り子さんが、一枚、一枚に、人や、動物、風景など素朴で可愛い文様を織り込んでいます。
その一つ一つの文様に、使い手の方のため、健康、長寿、家庭円満、繁栄などの、願いが込められているそうです。
人
女性をデザインしているのは、多産への願い、子孫繁栄を意味しています。子供のデザインは、健康への願いを意味しています。
羊・山羊
羊は、遊牧民とともに暮らしています。
子孫繁栄の象徴とされています。
鹿
鹿は、子供を大切に育てる習性があり、
“家庭円満” の象徴とされています。
生命の樹
健康、長寿を願う文様です。
永遠なるものへの願いです。
一枚一枚、織り子さんが、何ヶ月もかけて 手織りして作る、ギャッベ ・・
なんだか、とっても、あったかい愛情を感じてしまいます ・・
ギャッベができるまで
ギャッベは、一枚一枚手織りされ、完成にいたるまでのほとんどの工程を手作業で行っています。
遊牧民族は羊を放牧し、その毛を刈り取ります。
その後、紡いで、織り子さんが、手で織り上げていきます。
ギャッベができるまでには、膨大な時間と労力がかかっています。
それだけに、工業製品とは違った味わいと、人の温もりが感じられるのかもしれません。
ここでは、ギャッベができるまでの過程をご紹介させていただきます。
刈り取って洗った上質な羊の毛を、手や櫛のような手すき道具を使って女性たちがつむいでゆきます。
手で一本一本、丁寧に紡ぎ撚っていきます。
家事などしながら、くるくるくるくる、一度始めるとやめられないそうです。
1日に女性が紡ぐ量は、100~200グラムくらいのようです。
紡いだ毛糸を、ザクロや茜、ジャシールの葉などの山で自生する植物と一緒に大釜で染め上げていきます。
何世代にも渡って受け継がれたノウハウと、職人の感性をベースとして、昔ながらの伝統的な草木染めが行われ
美しく、透明感のある色へと染め上っていきます。
ギャッベは、イランの遊牧民族の織り子さんの手で、一枚一枚織り上げられていきます。
ギャッベを織るのは遊牧民の女性の“たしなみ”として、
母から娘へと、織り方が受け継がれてゆきます。
ギャッベには設計図や下絵はありません。
織り手が遊牧生活の舞台である美しい自然や、日々の生活などをテーマにして心に思うイメージで織り上げていきます。
その点で、ギャッベはまさに絵画やアートのような性格をもっていて、同じギャッベは世界に二つとありません。
一枚のギャッベを織るのには、何ヶ月もの時間がかかっています。
ギャッベを織り終わった後に、絨毯の裏側をプロパンガスの大型バーナーで焼き焦がして、ムダな毛を焼き切ります。
この工程により遊び毛を減らします。また、裏面が硬くなることにより耐久性がさらに増します。
その後、ギャッベは検品されて品質基準に満たないものは跳ねられ、ギャッベ専用の洗い場へと移されます。
洗い場では、大量の水を流しながら、洗剤を使わず専用の石鹸液だけで洗います。
さらに、農作業で使うクワのような道具で何度も切るように汚れ、ごみなどをしっかりと落としていきます。
洗うことによって、汚れが落ちて、さらに、ギャッベの美しさが増していきます。
ギャッベの糸は、草木染めですので、洗うことで色が冴えてきます。
ギャッベは、クワでこすっても大丈夫なくらいの強度があります。そして、これほど大量な水に浸してても色が落ちません。
過酷な環境である砂漠で使われ、生涯、あるいは代々使えるというだけの耐久性があるのです。
ギャッベは洗い終わった後、イランの乾燥した大地で天日干しされ、自然乾燥されます。
ギャッベの糸は、何回も繰り返ししっかりと染められていますので、太陽の直射日光のもとでも、色落ちはほとんどありません。
草木染めされたギャッベが並んでいる姿は、色彩豊かでとても美しいです。
ギャッベを自然乾燥した後、シャーリングというパイルをカットする工程へと進みます。
電動バリカンのような機械で毛を刈りとって毛足を整えます。
毛足が揃っていなかったパイルがカットされますと、ギャッベの美しい表情や文様が現われて、
だんだんと、完成に近づいていきます。
毛足を整えた後、湿度の高い部屋で、毛を膨張させ、釘を打ちつけて歪みを調節します。
最後に、フチかがりの補強や仕上げ作業、ボンボン付けなどを行って、完成します。
ギャッベ ・・ ご家族とともに
イランでは、ご結婚のときに、ギャッベを3枚くらい、お嫁入り道具としてお持ちになるそうです。 そして、新しいご家庭を、そのギャッベとともに、スタートされます。 なんだか、素敵なお話です ・・
ギャッベが、過酷な環境にあっても、しっかりと使える丈夫な絨毯だからこそと言えそうです。
日本においても、ギャッベとともに、時を刻む、というのは、素敵なことかもしれません。
たとえば、ご結婚のとき、 お子様が生まれたとき、 家を建てられたとき ・・ そんな節目のときに、一枚のギャッベを買われ、 そのギャッベとともに、時を過ごされるのはいかがでしょう。
もちろん、なんでもないときに お求めになるのも楽しいことです。
お店で、ギャッベを見られて、その場でご購入 ・・ じつは、サカミツ家具のショップ内で一番多いのは、 そんな感じなのです。
例えば、ソファやダイニングを買いにこられて、 たまたま、そこにあったギャッベに、一目惚れされて、 お求めになられる、お客様が多いです。
ギャッベは、一枚一枚が手織りじゅうたんですので、 世界に一枚しかありません。 出会いのときに、いいなあと思われた、 その感じが大事なのかもしれません ・・
そして、ご家庭にギャッベを敷かれますと、 その日から、ギャッベとご一緒の生活が始まります。
ギャッベの上で、ご家族で寛がれたり、 遊んだり、 お昼寝されたり ・・
ギャッベは、頑丈で長持ちします。 いろんな楽しい思い出が、 ギャッベの糸の一本一本に刻まれていくようです ・・
ギャッベの疑問にお答えします!
質問1
太陽にあてて、
干しても大丈夫ですか?
答え1
大丈夫です。
ギャッベは、イランでは洗い終わった後、乾燥した大地で天日干しされ、
自然乾燥されます。
ギャッベの糸は、何回も繰り返ししっかりと染められていますので、
太陽の直射日光のもとでも、色落ちはほとんどありません。
質問2
子供がいるのですが、
大丈夫ですか?
答え2
ギャッベは、上質な羊毛100%で、草木染めですので、
揮発性の有機化合物や、科学的な染料を使用していません。
アレルギーの方や、肌が敏感な方にも安心してお使いいただけます。
また、ラノリンという脂分を含んだ羊毛で手織りされていますので、
静電気がほとんど発生しません。
ですので、ホコリが集まりにくく、また、織りが細かいですので、
掃除機で、ダニ発生の原因となる食べかすなどを
吸い取ることができ衛生的です。
ギャッベは、脂分を含んでいて、多少の水気ははじきますので汚れにも強く、
お子様がいらっしゃるご家庭にこそ、最適な絨毯と言えます。
質問3
耐久性は、ありますか?
答え3
イランでは、砂漠など過酷な環境の中で、土足で使われています。
日本で、リビングルームなどでお使いになられるには、
お使い方にもよりますが、生涯お使いいただけるくらいの耐久性があります。
そして、お使いになればなるほど、踏めば踏むほど、
目が締まってしなやかな踏み心地になっていきます。
また、草木の天然染めですので、色合いも年々味わいが深くなっていきます。
50年、100年経ったギャッベは、オールドギャッベ、
アンティークギャッベとして、さらに価値を増していくようです。
生涯を通して、あるいは、親から子へ、子から孫へと、
世代を超えてお使いいただける絨毯です。
質問4
色落ちしたりしますか?
答え4
ギャッベは、天然の草木で染めていますので、
色落ちすることはほとんどありません。
羊毛には、色が深くなる糸と、浅くなる糸があります。
何年も、お使いになるうちに、味わいと風合いを増していきます。
50年、100年使って、アンティークギャッベになるくらい、
使えば使うほど、美しく表情が豊かになっていきます。
質問5
ホットカーペットや、
床暖房の上に敷いても
大丈夫ですか?
答え5
ホットカーペットや、床暖房の上でも、ご安心してお使いいただけます。
ギャッベは、羊毛100%の自然素材で、接着剤などを使っていません。
ですので、熱で変形したり、硬くなったりすることはありません。
タテ糸と、ヨコ糸を手織りで織りこんでいるだけですので、
ホットカーペットなどからの暖かさをそのまま伝えてくれます。
また、イラン高地に暮らす羊の毛は、多量の空気を含んで、
空気の層を作っていますので、一度温まると冷えにくく、
ホットカーペットや、床暖房の電源を切った後も、しばらくポカポカ暖かいです。
質問6
羊毛100%ですが、
夏は暑く感じないですか?
答え6
ギャッベに使われている羊毛は、朝晩の寒暖差が30度近くある、
砂漠の乾燥した厳しい環境で育つ羊のものです。
そのように厳しい環境から体を保護するために、
高地に育つ羊毛は調湿性に富んでいます。
夏の蒸し暑いときに、ギャッベの上に横になっていても、
汗を吸収発散してくれますので、サラリとした肌触りで涼しく感じられます。
羊毛は、多量の空気を含んで、空気の層を作っていますので、保温性があります。冬には温かい空気を抱え込んで、暖かいです。
冬は暖かく、夏はサラリと涼しく、一年中心地よくお使いいただけます。
質問7
お掃除は大変ですか?
答え7
ふだんは、掃除機をかけていただくだけで大丈夫です。
ギャッベは、一目一目結び目を作って、きめ細かく手織りされていますので、
ゴミやホコリが絨毯の内部にまで入りこみにくいです。
また、タテ糸とヨコ糸で構成されていますので、中に入ったゴミなども、
掃除機がきれいに吸い取ってくれます。
イラン高地で育った羊の毛は、ラノリンという油分を含んでいて、
水と油の性質から、水分をこぼされても表面ではじいてくれます。
万が一、何かをこぼされた時には、こすらないで、
タオルで軽く押し当てながら水気を吸い取っていただきますと大丈夫です。
色が残ってしまいましたら、
水を少しずつかけてタオルで叩いて吸い取るとよく取れます。
草木で染められ、美しく可愛いギャッベたち
ギャッベは、草木で染められていて、 自然そのままの色彩が、とても美しいです。 人や、動物、風景が織りこまれていて、可愛いですし、 見ているだけで、楽しくなってきます。
サカミツ家具のショップ内にある、 色とりどりの、ギャッベをご紹介いたします。
サカミツ家具の、ギャッベの特徴
イランからの、直輸入
サカミツ家具では、 「イランからの直接仕入れ」によって、 ギャッベを、 「より現地価格に近い、お値段」でご提供しています。
現在、日本では、多くのギャッベは、 国内外の複数の代理店、取扱い店を経由して 販売されています。
サカミツ家具では、 種々の代理店を経由することなく、 イランの絨毯会社から、 直接、ギャッベを仕入れています。 流通がシンプルで、経済性、 コストパーフォーマンスに優れています。 ですので、ギャッベを、 “より現地価格に近い、お値段”で ご提供させて頂いています。
イランの絨毯会社は、遊牧民族から直接買い付けをします。 遊牧民族が暮らすテントに出向いて、 技術に信頼のおける織り子さんから、 一枚一枚、ギャッベを十分に吟味した上で、 確かな品質の商品だけを仕入れます。
遊牧民の女性が、丹精こめて織り上げたギャッベを、 愛情をこめて選び抜いています。
ギャッベを、普通にお使いできる絨毯に ・・
ギャッベと言いますと、皆様どのようなイメージをお持ちでしょうか? 「羊毛100%のじゅうたん」 「イランの遊牧民族が織っている」 「草木染めで美しい」 「高価なペルシャじゅうたん」 などいろいろあると思います。
サカミツ家具のショップ内で、お客様にお聞きしますと、こんなお声が多いのです。
「ギャッベは欲しいんだけど、高いですよね」
たしかに、一般的に、ギャッベは、決してお安い商品ではないと思います。 ソファの前などに置く、ラグサイズ (200センチ×150センチ位) の ギャッベのお値段相場は、35~50万円前後くらいでしょうか。 もう少し大きなサイズなどですと、60万円とか80万円とかします。
サカミツ家具では、 イランの会社から直接仕入れをすることによりまして、 「より現地価格に近い、お値段」 で、 ご提供をさせていただいています。
ぜひとも、 ギャッベを普段使いで、どんどんお使いいただけましたら と思います。
ギャッベは、羊毛100%、つまり自然素材100%で、 ポリエステルやアクリルなど化学製品や、接着剤を使っていません。
自然素材だけで作られていますので、健康面にも優しい絨毯です。 ご家族の一員のようにして、 生涯を通して、お使いいただけましたらと思います ・・
ギャッベを、常設展示しています
サカミツ家具では、一年を通して、 ギャッベを、200枚くらい、常設で展示しています。
ぜひ、サカミツ家具ショップ内で、 実際に手でさわったり、お座りになられたりして、 ご覧になってみてくださいませ。
#「ギャッベとは」イランの遊牧民が作り出すギャッベについて、ご紹介します♪
Comments